冤罪で服役35年の米国人の女性に300万ドルの賠償判決【写真】

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冤罪で服役35年の米国人の女性に300万ドルの賠償判決 - Sputnik 日本
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35年間、無実の罪で収監されていた米ネバダ州の女性に冤罪判決が下され、賠償金300万ドル(およそ3億1900万円)の支払いが決まった。デイリーメールが報じた。

報道によると、1980年、ケティ・ウッドさん(当時29歳)は19歳の女子大生ミッシェル・ミッチェルさん殺害事件の犯人にされ、懲役35年が言い渡された。殺人事件自体は1976年に起きている。

それからしばらくしてネバダ州最高裁はウッド被告の殺人罪判決を取り消したものの、1984年の再審で結局、罪状を認める判決が出された。

​これを覆し、ウッド被告の無罪の決め手となったのは、最新技術のDNA鑑定をつかった物的証拠が調べられてのことだった。1976年の時点ではこうした技術はまだ開発されていなかった。

​事件の真犯人は連続殺人マニアのロドニー・ハルバウワーだったことが判明。ハルバウワーはミッシェルさんの他にも5人の女性を強姦し、殺害していた。ハルバウワーには2018年、終身刑が言い渡されている。

ウッド被告の弁護士の話では、ウッドさんは自白を強要したレノ市政府、治安当局の職員らに対して、追加賠償金の支払いを求める構え。

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