モンゴル出身横綱 白鵬が日本帰化 自分の国を愛せるからこの国を愛せる

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日本の相撲界で活躍するモンゴル出身大相撲の横綱白鵬(34)が3日、日本国籍を取得した。白鵬はこれまでのモンゴル名「ムンフバト・ダバジャルガル」から3日をもって「白鵬翔」となった。

白鵬は15歳で来日し、18年の研鑽を経て、2007年に第69代横綱になった。史上最多42度の優勝を誇る名力士だ。

白鵬は帰化の喜びについて、「正式に本日をもって『白鵬翔』という名前で日本人として日本国籍を確保することになりました」と記者団に語った。

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白鵬が日本への帰化を考え始めたのは2、3年前から。横綱まで昇進した外国人力士が親方になるには、日本の国籍が必要とされる。二重国籍が許されない日本では、帰化のためにモンゴルの国籍を離脱しなければならない。心を決める一番の後押しになったのは亡き父から言われた「わが道を行け」というセリフだったという。

白鵬は、国籍を離脱しても、「人間そのものが変わるわけでない。自分の国を愛せるから、日本を愛せる。両親、兄弟を愛せるから、この国の人を愛せると思います」と語っている。

日本に根を下ろして、将来、親方となる計画について白鵬は、「相撲の発展に尽くしたい。今までは自分が相撲を取ることで精いっぱいだったけど、強いお相撲さんを育てて、協会やファンの皆様に恩返しをしたい」と抱負を語っている。

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