トランプ大統領、タリバンとの交渉中止 アフガンテロ受け

© REUTERS / Carlos Barriaトランプ大統領(アーカイブ写真)
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トランプ米大統領は、アフガンの首都カブールで起きた自爆テロで米兵士1人を含めて12人が死亡したことを受け、予定していたアフガニスタン反政府勢力タリバンの有力指導者との秘密会談を取りやめた。ツイッターで明らかにした。

トランプ大統領のツイートによると、アフガニスタンのアシュラフ・ガニ大統領とタリバンの指導者は7日夜に米国に到着し、8日に首都ワシントン近郊の大統領山荘「キャンプデービッド」でトランプ氏と個別に会談する予定だった。結局、トランプ氏は、カブールで起きたテロを受けて、会談をキャンセルしたと説明した。


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タリバンとの和平協議も中止となった。

8月17日、アフガニスタンの首都カブールで行われていた結婚式で爆発があり、死亡者は63人、負傷者は180人以上となった。

ワシントンポスト紙が8月2日に報道したところによると、トランプ米政権はタリバンとの新たな合意の枠内で数千人の米兵の引き上げを計画している。これにより現在の1万4千人規模のアフガニスタン駐留米軍は8千から9千人にまで縮小されうる。


アフガンでの米国の軍事作戦は2001年に開始された。アフガンの大 部分を支配する反政府武装勢力タリバンが、国際テロ組織アルカイダの指 導者ビン・ラディン容疑者や同組織の幹部の米国への引き渡しを拒否した 後、アフガンにおける米国主導の有志連合の活動が決定された。

数年間にわたる軍事活動の後、2011年7月にアフガンからの段階的 な部隊の撤退が始まった。そして2013年からはアフガンの安全保障を 支援する役割のみを担うと発表された。

一方、アフガニスタンでは事実上、戦争が続いている。

有志連合の失敗や損失を背景に、アフガンからの完全撤退の必要性に関 する声明が繰り返し発表された。ロシアも一度ならずそのような声明を表 している。だが多くの専門家らは、近いうちに完全撤退する可能性は極め て低いとの見方を示している。

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