https://sputniknews.jp/20190913/6668042.html
核戦争のはじまりを誘発するのはなにか 研究者らの見解
核戦争のはじまりを誘発するのはなにか 研究者らの見解
Sputnik 日本
ロシア外務省セルゲイ・リャブコフ副大臣は12日、当事者がそれを望まないとしても、核戦争が発生するリスクが昨年明らかに高まったと語った。また、世界経済国際関係研究所(IMEMO)の研究者アレクセイ・アルバトフ氏は、核戦争が誘発されるおそれがあると述べた。 2019年9月13日, Sputnik 日本
2019-09-13T09:20+0900
2019-09-13T09:20+0900
2022-05-04T22:31+0900
https://cdn1.img.sputniknews.jp/img/561/68/5616853_0:70:3072:1798_1920x0_80_0_0_b8ff05edcaf5109de0ca24fc652bbfeb.jpg
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rosiya Segodnya“
2019
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rosiya Segodnya“
ニュース
jp_JP
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rosiya Segodnya“
https://cdn1.img.sputniknews.jp/img/561/68/5616853_280:0:3011:2048_1920x0_80_0_0_8b948120fdc4037716e6fde21d7c63f9.jpgSputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rosiya Segodnya“
政治, テック&サイエンス, 社会, 国際, 未来の戦争 世界各国の軍事バランスはどう維持されているか, ロシア, 米国
政治, テック&サイエンス, 社会, 国際, 未来の戦争 世界各国の軍事バランスはどう維持されているか, ロシア, 米国
核戦争のはじまりを誘発するのはなにか 研究者らの見解
2019年9月13日, 09:20 (更新: 2022年5月4日, 22:31) ロシア外務省セルゲイ・リャブコフ副大臣は12日、当事者がそれを望まないとしても、核戦争が発生するリスクが昨年明らかに高まったと語った。また、世界経済国際関係研究所(IMEMO)の研究者アレクセイ・アルバトフ氏は、核戦争が誘発されるおそれがあると述べた。
誰も攻撃をしない
アルバトフ氏によれば、勝利のために核戦争をはじめる国などどこにもなく、それは核兵器による勝利など許されないことを双方が理解しているためだという。そのため、核紛争は意図しないものとなる可能性がもっとも高い。
技術的な間違い
アルバトフ氏は、核戦争がはじまる第1の原因として技術的な間違いを指摘する。
同氏によれば、ミサイル攻撃警告システムは時々誤報を発する。危険な状況のもとで一方の当事者が過敏に反応した場合、核戦争が発生するおそれがある。アルバトフ氏は、単純な技術的誤作動と核テロリストの行動の両方から誤った警報が発生するおそれがあると強調した。
紛争のエスカレーション
可能性がある第2のシナリオは、ローカルな紛争からグローバルな紛争への発展だ。
アルバトフ氏によれば、将来的にロシアと米国の間でローカルな武力紛争が発生するおそれがあるという。それを止めるために、敗戦する国が核兵器の限定的な使用を決定する可能性があり、それに対応してもう一方の国も核兵器を使用するといったようにエスカレートする。はじめアプリケーションは戦術レベルで、次に中距離、そして戦略レベルとなる。
INF条約の廃止はリスクを高める
アルバトフ氏によると、現在、INF条約の廃止と中距離システム配備の見通しからリスクは拡大しているという。また、アルバトフ氏は、ロシアにとって、欧州とアジアでの米国の中距離システムは戦略的であり、それらのアプリケーションのいずれかに応じて、ロシア政府は鏡面的にだけでなく、戦略的レベルで米国への対応が必要となると説明した。