「ロスコスモス」 宇宙飛行士の非常用品に再び火器を加える可能性を検討

星出 彰彦 【アーカイブ写真】
星出 彰彦 【アーカイブ写真】 - Sputnik 日本
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ロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスは、ロシアの宇宙飛行士たちが宇宙に携行する非常用品に、再び火器を加える可能性を検討している。ロスコスモスが、リア・ノーヴォスチ通信に伝えた。

現在ロスコスモスでは、ロシアの新たな有人宇宙船「オリョール」 の開発が行われている。

「オリョール」による宇宙飛行士たちの初飛行は、2025年を予 定している。

ロスコスモスは、 火器を宇宙飛行士たちの非常用品に再び加える可能性が検討されて いるかどうかという質問に、「選択肢を検討している」と答えた。

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現在、宇宙飛行士たちの非常用品に銃は含まれていない。

ユーリー・ガガーリンの飛行から始まり、 宇宙飛行士たちにはマカロフ拳銃が与えられていた。

1965年に宇宙飛行士のアレクセイ・レオノフとパーヴェル・ ベリャエフが緊急着陸し、雪に覆われたタイガで2日間過ごすこと になったのを受け、非常用品に特別な三銃身ピストルが加わった。

三銃身ピストルTP-82は、 レオノフの提案によりトゥーラの兵器工によって製造された。三銃 身ピストルは宇宙飛行士たちが危険な獣から身を守ったり、 狩りで食物を確保したり、遭難信号を送ることを目的としていた。

宇宙飛行士たちは1986年から2006年まで三銃身ピストルを 宇宙に携行した。しかし2007年から三銃身ピストルは使用され なくなった。特別な弾薬の使用期限が切れ、当時、 新しい弾薬を製造するための生産ラインは閉鎖されていたからだ。

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