人力車ドライバーの夫と4人の子供を持つベロニカ・ドロリコさん(49)は、早朝から自分の地区で捨てられたビニール袋やペットボトルを探し歩いている。ベロニカさんは1日で14キロのプラスチックごみを集め、7キロのコメを受け取る。それだけでベロニカさんは家族の1週間分のご飯を用意することができる。ベロニカさんは、もとはと言えば、無料でコメをもらい、わが子の腹を満たそうとプラスチックごみを集め始めたものの、でも今は、周囲の環境がだんだんきれいになっていくのを見て、自分自身が喜びを覚えていると語っている。
フィリピン プラスチックごみ集めで食べ物と交換
2019年9月18日, 15:25 (更新: 2019年9月20日, 21:02)
© AFP 2023 / Noel Celisフィリピン プラスチックごみ
© AFP 2023 / Noel Celis
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フィリピンの貧困層は環境汚染と戦うために政府が生み出した新プログラムに飛びついた。今、人々は回収したプラスチックごみと引き換えに無料でコメを入手できるという。ロイターが報じた。