国連で「平和の鐘」鳴らし紛争の解決願う

© REUTERS / Gonzalo Fuentes国連のアントニオ・グテーレス事務総長
国連のアントニオ・グテーレス事務総長
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国連総会が開幕したニューヨークの国連本部では20日、「国際平和デー」を前に「平和の鐘」を鳴らす恒例の式典が行われ、グテーレス事務総長らが世界各地で続く紛争などの解決を願った。NHKが報じた。

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「平和の鐘」は1954年に、平和活動に取り組んだ愛媛県の中川千代治さんの呼びかけで国連に贈られたもの。鐘は、平和と友好への願いを込めて当時の国連加盟国のコインなどを溶かして作られた。

ニューヨークの国連本部では9月21日の「国際平和デー」にあわせて鐘を鳴らす式典を毎年続けている。

20日に行われた式典にはグテーレス事務総長や日本の別所国連大使のほか、世界的なバイオリニストで国連の平和メッセンジャーを務める五嶋みどりさんらが出席した。

グテーレス事務総長は「世界各地で紛争が続いていて緊張が高まっている。すべての戦闘員に武器を置くよう求める」と挨拶した。

国連本部では24日から各国の首脳らが意見を表明する一般討論演説が始まり、米国との間で緊張が続くイラン情勢や、非核化をめぐる北朝鮮への対応について、意見が交わされる。

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