英国サーク島,米国マキノー島, モロッコのフェズのメディナ、ギリシャのイドラ島、アルゼンチンのラ・クンブレシータ、ケニアのラム島、そしてヴェネツィア。これらの場所では自動車通行が厳しく禁止されている。住民はというと、馬やロバ、あるいはヴェネツィアの場合はゴンドラで市内を移動している。地元行政が輸送手段を制限した原因は様々だ。あまりにもコンパクトという町もあれば、ヴェネツィアのように広い道路の代わりに運河が発達している都市もある。

英国サーク島で許されているのは馬車、自転車、トラクターのみ。ここには空港さえない。

英国サーク島の荷馬車

米国ミシガン州、マキノー島の馬車

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米国マキノー島の通りを行く自転車と馬車。モーターがある乗り物は1898年から一切禁止だ

米国ミシガン州、マキノー島の馬タクシー

モロッコ、フェズのメディナは世界で最も広く連続した非自動車都市部と考えられている。

モロッコ、フェズのメディナ。古代遺跡。場所によっては幅はわずか60cm

メディナは空間が足りないため、自動車だけでなく自転車の通行も不可能

ギリシャのイドラ島のパノラマ風景。ゴミ収集車を除き、モーターのついた乗り物は禁止されている

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ギリシャのイドラ島、海岸通りのロバ

ギリシャのイドラ島、海岸の釣り人

エコツーリズムが人気のラ・クンブレシータ (アルゼンチン)。入口の情報掲示板

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ラ・クンブレシータ (アルゼンチン)入口にある市の行政センター

ケニアのラム島。最も普及している移動手段はロバだ。ラム島では約2千から3千の労働ロバがいる

ケニアのラム島、ロバに乗った少年たち

ケニアのラム島、ロバで荷物を運ぶ

ヴェネツィア(イタリア)のカナル・グランデ。欧州最大の非自動車都市ゾーンだ

ヴェネツィア、ある運河のゴンドリエーレ
