ボイツォフ所長によると、アルコールは不整脈による心停止を誘発し、突然死の一般的な原因となりつつあるという。
アルコール摂取は、重大なケガや致命的な交通事故にもつながる。人体に影響のないアルコール許容量という説は皆、嘘偽りだと所長は語る。というのも、「安全な」アルコール量は存在しないからだ。
ボイツォフ所長は、アルコール消費の危険性を指摘する上で、世界の医学界の共通した意見を紹介した。世界保健機構(WHO)2018年報告書の中で、世界中でアルコール摂取により毎年300万人の死亡が確認され、それは死亡件数の5.3%に相当すると明確に書かれている。年齢20-39歳の人びとでは、アルコール起因の死亡数はもっと高く、13.5%だ。世界保健機構の専門家らはまた、アルコールと一連の精神障害との関連性についても解明している。
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