ショイグ氏は、自分の脆弱性と、バランスやグローバルな安全保障を維持することの利害関係を認識することは、合理的に考え、行動することを余儀なくさせると述べ、「米国が慣性で思い続けるように、パワーバランスは自分に有利に形成されたと考えるとき、最も合理的ではないものを含む様々な考えが頭に浮かぶ可能性がある」と語った。
ショイグ氏によると、現在の自動化レベルでは、武器の制御システムにミスが発生する可能性が高く、そのため最近、情報セキュリティの確保が最重要問題に浮上した。
ショイグ氏は、ロシアは自国の科学、産業、新たな開発のおかげで米国に上手く対抗することができているとし、ロシアはあらゆる面で米国と競争しようとはしていないと指摘し、ロシアが全面戦争に参加するようなことがないことに期待を表した。
またショイグ氏は、米国の軍事予算の主な支出は、世界中に散在する軍事基地の運営に費やされていると述べ、「米国にはそのような基地が170ある」と指摘した。