関西電力の幹部ら 金品受領の12人の実名公表 不正の継続性明るみに

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関西電力の役員ら20人が福井県高浜町の元助役から数億単位の金品を受領していた問題で、岩根茂樹社長が記者会見を行った。記者会見では、12人の実名が公表されたほか、自らの報酬返上などの処分も発表された。

記者会見では、関電幹部ら20人が高浜町の元助役から現金や金品など、数億万円相当を受け取っていたことが明らかにされた。3人の幹部は福井県高松町の元助役からだけでなく、関西電力が工事を受注した業者からも現金や商品券を受け取っていたことが分かった。

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調査報告によると、富松秀己元副社長、鈴木聡常務が1億円以上を受領。八木誠会長は金品859万円相当、岩根社長は金貨など150万円相当を受け取った。受領総額は3億2千万円にのぼる。現金などの受領は2011年から18年にかけて行われた。また、福井県元助役は少なくとも約20年前にも同じように金品の提供を行っていたことも判明し、こうした不正が繰り返されてきたことが明るみに出された。

関西電力は昨年7月から調査を行っていたが、原子力以外の部門やグループ会社を含め、より徹底した調査を行うため、新たな第三者委員会を設置すると発表した。報告書は年内をめどにまとめられる予定。

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