米国務省は「ポンペオ国務長官は、平和的な公共の場でのデモはすべての民主主義の基本的な要素であると繰り返し、デモには治安部隊または抗議者による暴力の場はないことを強調した。国務長官は、過去数日間における人々の悲劇的な死を憐み、イラク政府に最大限の自制を示すよう呼びかけた」と発表した。
ポンペオ氏はまた、アブドルマハディ首相に「改革と汚職対策を実施する方法で抗議者らの要求を満たすための即時の措置」を講じるよう求めたという。
イラクでは今月1日から汚職対策の強化や失業率の低下、公共サービスの改善を求める反政府デモが行われている。デモでは、デモ隊と武器を使用する治安部隊との間で衝突が発生、混乱が続いている。イラク内務省の情報によると、現時点でデモ参加者や警察官を含む104人が死亡、6000人以上が負傷している。