報道によれば、ケルン市だけで反対運動に参加したクルド人の数は1万人に達する。
Today 12.10.2019; Kiel, Germany#Rojava #Kurd #Turkey pic.twitter.com/XVT7WOWe9W
— Mansour sohrabi (@mansoursohrabi1) October 12, 2019
さらにフランクフルトでは4千人がデモに加わった。そのほか、ハンブルグ、ハノーファー、ブレーメン、ベルリンなどでもデモ活動が発生した。
反対運動に参加したクルド人らはトルコ政府に対し圧力を加え、侵攻を中止させるよう要求し、「ロジャヴァの戦いに終止符を」、「ロジャヴァに手を出すな」など、声を合わせて行進した。ロジャヴァはシリア北東部を指す地名で、西クルディスタンとも呼ばれている。
地元警察は反対運動の中でクルディスタン労働者党の旗(PKK、ドイツ国内では禁止)を使用しないよう警告していた。また、同党の創設者アブドゥッラー・オジャランの写真を使用することも禁じていた。オジャラン氏は無期懲役囚としてトルコの刑務所に1999年から収監されている。
中東情勢に関してドイツのハイコ・マース外相は12日、トルコのシリア侵攻を批判し、トルコに対する兵器の供給を禁止する意向を示した。
トルコのエルドアン大統領は、シリア北部に対する「平和の泉」作戦の開始を10月9日に公表した。同作戦は、トルコで禁止されているクルディスタン労働者党とテログループ「ダーイシュ(イスラム国、IS)」に対するものだと説明した。
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