日本は台風で道路冠水しても水が「透明」 東南アジアで廃プラ処理議論

© REUTERS / Kim Kyung-Hoon台風の被害者
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ここ数日間、50人以上の命を奪い、道路、何百もの家屋を破壊した台風19号と戦った日本に世界の注目が集まっている。ソーシャルメディアでは、台風19号関連の写真や動画が連日投稿されている。数ある投稿のうちの一つが、日本で起きていることに驚きを引き起こした。

数日前、フェイスブックに台風で冠水した道路を写した数枚の写真が投稿された。

「道路と塀は緑色の水の中に完全に消えてしまった。でも水の中にごみはまったく見えない!」


この投稿は、フェイスブックのユーザーらとマスコミの注目を集めた。今回のような災害で冠水した道路には大量の都市ごみが浮いてくるはずだが、実際の写真にはごみは見たらないし水も濁っていないようにみえる。 

この投稿をみたフェイスブックのユーザーらは、道路が水にしっかり浸かっていても白線のラインが見えるとの称賛コメント書いた。

しかし、残念ながら、この投稿を見た誰もが称賛したわけではない。

フェイスブックではベトナム人のグエン・ダット・アンさんの投稿が大きな反響をよんだ。グエンさんは「きれいな」日本をあまり褒めないようにと呼びかけている。彼は、日本は大量のプラスチックを生産しているのに、道にはごみがない状態については認めている。

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グエンさんは、道にごみがない理由を次のように説明している。日本のプラスチックごみは東南アジア、つまりマレーシア、インドネシア、タイランド、フィリピン、ベトナムにリサイクルのために輸出されているからという。グエンさんによると、G20でもこの問題は議題にあがっていたという。

グエンさんは、廃プラごみの保管と焼却は日本にとって環境的に有害であるため、日本はその経済力を使ってごみを輸出することにした、と投稿している。

グエンさんは、片方はごみを出してもきれいな環境で生活し、もう片方はごみを処理し、それに起因する大気汚染と戦わなければならないシステムは、ひどく不公平だと投稿している。

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