ソアレス事務総長法律顧問は発言の中で、開催国である米国が国連総会参加国にビザを発給せず、入国させなかったことにより、開催国としての責務を怠ったと発言した。ロシア側は、事務総長法律顧問の発言を広く公表するよう求めている。
米国は9月末にニューヨークで開催された国連総会に参加するロシア代表団のうち、18人に対してビザを発給しなかった。それに伴い、軍縮や国際安全保障を扱う第1委員会や国際法規の整備や国際法の法典化を扱う第6委員会の会議に一部の関係者が出席できない事態となった。そこでロシアのドミートリー・ポリャンスキー国連次席大使は米国のビザ対応によるトラブルを回避するため、第1委員会の開催場所をニューヨークからウィーン、またはジュネーヴに移転させることを提案している。
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