モスクワのノヴォデビチ墓地では記念碑設置の式典が現地時間で13時から始まる。ホロストフスキー氏が生きていれば、57歳の誕生日となるはずだった。
故人の友人で、ゲリコン・オペラ劇場の芸術監督を務めるドミートリー・ベルトマンによれば、10月16日は例年連絡を取りあったり、ロンドンに住む彼の自宅を訪れたりしたという。リア・ノーボスチ通信の取材に応じたベルトマン芸術監督は「いつもこの日は特別だった。そして彼がいなくなって2年。それ以来、胸の痛みは止まらない。本当に悔しい」と語り、故人との思い出を偲んだ。
ホロストフスキーの記念碑は両親のイニシアティブで設置されることとなった。記念碑を手掛けたのは有名な彫刻家のウラジーミル・ウソフ氏。ウソフ氏はホロストフスキーが生前の頃からその彫刻を制作しており、故人の両親たっての希望でウソフ氏が担当者に選ばれた。今年の9月にはホロストフスキーの故郷にあたるクラスノヤルスク市にも記念碑が設置された。
ホロストフスキーは闘病の末、2017年11月22日にロンドンで他界した。死因は脳腫瘍とみられている。