カタルーニャ州警察は独立支持のグループと反対派のグループの衝突を避けるべく、警備を行っていた。カタルーニャ州の独立に反対する右翼グループは2017年に独立を決める住民投票を違法で決行した政治家らに対し、最高裁判所がより厳しい刑罰を下すよう要求している。それに対し、独立を支持するグループは有罪判決を受けた政治家らの恩赦を求めている。対立する両グループは衝突し、ゴミのコンテナを蹴散らし、火炎瓶を投げるほか、ショーウィンドウーを割るなどの行為に及んでいる。独立を支持するグループは、「バルセロナは常にファシズムに抵抗する」と叫びながら行進を行っている模様。
Rioters in Barcelona are attacking Catalonia’s police throwing to them petrol bombspic.twitter.com/qrnh1x764E
— Alfons López Tena #FBPE (@alfonslopeztena) October 17, 2019
カタルーニャの治安維持機関は暴徒と化したデモの参加者にこん棒とゴム製弾で対応した。
スペインの最高裁判所は14日、独立の是非を問う住民投票を強行したとして反逆罪などに問われていたカタルーニャ州政府の当時の幹部ら9人に対し、最長で禁錮13年の実刑判決を言い渡した。
この判決を受けてカタルーニャ州では独立を支持する住民が抗議活動を始め、14日にはバルセロナの国際空港におよそ1万人のデモ隊が押しかけ、100便以上が欠航した。