報道によれば、英議員らは19日、ジョンソン首相の離脱協定案について、履行に必要な国内法がすべて成立するまで採決を見送ることを決定し、離脱の3か月延期をEUに要請することを求めた。
バーカウ下院議長は、首相が同一会期中に同じ内容の採決を2度求めることは許されていないと指摘。
今後の焦点は、離脱協定案を実施するための国内法案「離脱協定法」について、政府が議員の支持を獲得できるかどうかに移る。
野党・労働党は、英国がEU関税同盟内にとどまることを条件にジョンソン首相の案を支持する超党派連合を作ることを目指している。しかし、それではEU離脱の意義がなくなり、中国や米国などの大国と独自の通商協定を結べなくなるとジョンソン首相は主張している。
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