ロシアとトルコの首脳会談終了 シリア情勢で歴史的合意

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トルコとロシアは22日、シリアのクルド人勢力をトルコとの国境付近から撤退させ、同地域で共同巡視活動を開始することで合意した。ロシアのプーチン大統領はこの会談内容は「極めて重要で、歴史の鍵を握る」と会談の成果を強調した。

ポンペオ米国務長官 - Sputnik 日本
米大統領 必要とあればトルコへの軍事攻撃も辞さず=米国務長官
プーチン大統領とエルドアン大統領はソチで6時間に及ぶ首脳会談を行った。会談後の記者会見でプーチン大統領はシリアとトルコ間で続く緊迫した情勢の解決につながる決定が下された、と発言した。

首脳会談後に発表された覚書はロシア語とトルコ語で用意され、ラブロフ外相とチャヴシュオール外相がそれぞれ読み上げた。

この覚書によれば、両首脳はシリア領土内でのいかなる分離独立計画も認めず、またトルコの安全保障に向けて協力することが確認された。

また、23日正午から150時間以内にクルド人の戦闘員と武器をトルコ国境から30キロ以上離れた地域に撤収させることを決定した。そのため、ロシア軍とシリア軍がこの地域に入り、クルド人武装勢力の撤退を監視する。

トルコとロシアはこの期限終了後、トルコがシリアで進める「平和の泉」作戦実行地域の東西10キロに及ぶ地域で共同巡視活動を開始する。

この覚書により、シリアとトルコ間で横行するシリア人武装勢力の移動を食い止めるほか、難民の安全な移動につながることが期待されている。

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