クリカレフ氏が記者団に述べたところによれば、宇宙船「ソユーズ」号は、国際宇宙ステーション(ISS)への飛行をめざし、操縦を行うのは、司令官の乗務員と2人の航空技師ではなく、専門の宇宙飛行士ただ1人だという。
クリカレフ氏によれば、ロスコスモス社は、こうした商業目的の宇宙船の建設を2021年に向けて取り組む予定だという。その際、ニュータイプの宇宙船の開発費用は、国家予算ではなく私費が投じられる。米国の宇宙旅行会社「スペース・アドベンチャー」社が融資を行う。
クリカレフ氏は、新しいソユーズ号での初の宇宙旅行者が誰になるかは今のところ明らかではないが、候補者は今後決定されると語った。また、同氏によれば、この宇宙船は2021年の後半には完成する予定で、同年の終わり頃には初の宇宙旅行飛行が計画されるという。
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