一方、ブラジル北部に位置するアマゾンの森に住むスズドリ(学名Procnias albus)は叫び声のようなとても奇妙な鳴き声を上げる。スズドリは、今までに記録された中で最も鳴き声が大きい鳥だと判明した。
新しいデータによると、スズドリの声の大きさは約125デシベル。これはロックコンサートの最前列で聞こえる音より大きいという。
人間の耳にとって安全と考えられている音量は85デシベル。一般的に、はっきり聞き分けられる人間の普通の会話の声量は40デシベル、音を低減するマフラーがないバイクのモーター音や地下鉄の車両の音量は、80~90デシベル。飛行機の離陸時の音量は130デシベルで、これは人間が痛みを感じる閾値に達する。これ以上の大きな音は、挫傷、ショック、外傷を引き起こす。
なお、今回の新記録を有しているのは、スズドリのオスのみ。スズドリのオスは、繁殖期間中にとても大きな声で「叫んで」メスの気を引きつける。山では「呼びかけ」がこだまして響き渡り、より多くのパートナーを引き寄せるチャンスが高まるという。
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