ISS船長を務めるルカ・パルミターノ宇宙飛行士が、米テキサス州ヒューストンに位置するジョンソン宇宙センターの専門家らとの会話で報告した。パルミターノ船長によると、夜間に米国側モジュール「ユニティ」のキッチンで電気回路のショートが発生したため給湯器が故障した。そのため、宇宙飛行士らはロシア側モジュール「ズヴェズダ」のキッチンを使わなければならなくなった。
パルミターノ船長は、米国側のキッチンの重要性を指摘し、できるだけ早く問題を解決するよう専門家らに求めた。
ISSのキッチンには、粉末状の飲み物などをお湯で戻すためなどにも使用される給湯器や、宇宙食の缶詰を温めるコンロが設置してある。
現在、国際宇宙ステーションには、ロシアのアレクサンドル・スクヴォルツォフとオレグ・スクリポチカ、米国のクリスティーナ・コック、アンドリュー・モーガン、ジェシカ・メイア、そしてイタリアのルカ・パルミターノの各宇宙飛行士が滞在している。