政党「ドイツのための選択肢」に所属するドイツ連邦議会外交委員会のメンバー、ワルデマール・ゲルト氏は、議員らが企業への損害賠償を検討していることを明らかにした。またゲルト氏の派閥は対露制裁の解除とロシアとの関係見直しを支持している。
イズベスチヤによると、連邦税務庁のデータはロシアとドイツの貿易額が制裁後に減少したことを示している。2014年の露独貿易額は約700億ドルだったが、2015年末には450億ドルにまで減少した。なお昨年2018年は590億ドルまで増加した。
今月10月、世界経済研究所は、対ロシア制裁による西側諸国の損害について発表した。それによると、ドイツは毎月およそ7億ドルを失っている。
クリミアがロシアに再統合された2014年、クリミアに関する最初の対露制裁が発動された。