新天皇陛下の皇位継承の儀式は古代からの厳格な伝統に従って執り行われた。しかし、このことは「皇族」が時代遅れということを意味するものではない。インターネットのプラットフォームTik Tokで動画をくわしく見れば、日本の女子学生たちが天皇陛下の歓迎に少なくとも熱心で、夢中になっている流行の音楽グループのポップアイドル以上に興奮していたことがよく分かる。
「めっちゃ天皇なんだけど!」
— 月山 (@Tsukiyamma) October 22, 2019
で爆笑してしまった pic.twitter.com/7KOxxSX7ni
動画を見ると、天皇皇后両陛下を乗せたお召し列車の厳かな通過と、日本の女子学生が興奮と喜びを表した今どきのティーンネイジャーの言葉がこんな風に愉快にコラボしたことに笑顔がこぼれる。
10月22日、東京の皇居では「即位礼正殿の儀」が行われ、天皇陛下が第126代天皇に即位された。
© AFP 2023 / Imperial Household Agency of Japan「即位礼正殿の儀」の高官たち
「即位礼正殿の儀」の高官たち
© AFP 2023 / Imperial Household Agency of Japan
皇族と日本の首相のほかに、セレモニーには2千人を超える諸外国の来賓が出席した。そのなかにはウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とその夫人や英国のウェールズ公チャールズ皇太子(写真右から3番目)、デンマークのフレデリック皇太子(写真右)とメリー皇太子妃(写真右から2番目)などが含まれる。英国のウェールズ公チャールズ皇太子が日本の天皇陛下の皇位継承の儀式に出席するのは今回が2回目。1990年にダイアナ妃とともに同皇太子は、天皇陛下の父である上皇陛下が天皇に即位する際の式典に出席している。