イラク大統領、同盟国としての米国の信頼性に懐疑的な見方を示す

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イラクのサリフ大統領は、地域の国々の同盟国としての米国の信頼性を巡り、懐疑的な見方を示した。

トランプ米大統領は、トルコによるシリア北部でのクルド人勢力に対する軍事作戦を背景に、同地域からの米軍の撤退を決めた。クルド人勢力は米国と同盟関係にあった。

これに関するトランプ大統領の決定後、サリフ大統領はサイトAxiosのインタビューに応じ、地域の国々の同盟国としての米国の信頼性について懐疑的な見方を示し、イラクは米国との関係を「再調整」または「再解釈」する必要があると述べた。

なおサリフ氏は、米国の中東からの撤退が、ロシアやイランの側への「再調整」につながる可能性も除外しなかった。

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シリア北部から米軍を撤退させるとのトランプ大統領の決定を巡り、野党はトランプ氏が同盟関係にあったクルド人勢力を裏切ったとして非難した。RTによると、サレフ氏はクルド人で、かつてイラク領クルディスタンを率いていた。

サレフ氏はまた、米軍の撤退により、テロ組織「ダーイシュ(IS、イスラム国)」が再び台頭する恐れがあるとの考えを示したほか、シリアにおけるトルコの作戦でクルド人に対する民族浄化が行われる可能性について懸念を表した。

トランプ大統領は27日、ダーイシュの指導者バグダディ容疑者が死亡したと発表した。

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