強い毒性をもつ南米原産のヒアリは、一昨年の5月に神戸港に陸揚 げされたコンテナではじめて発見されて以降、14都道府県で確認 されている。ヒアリは物流によって急速に世界中に広まっており、 米国や中国、台湾、 オーストラリアなどですでに定着が確認されている。
日本国内にヒアリが定着した場合、人への健康被害のほか、 社会的・経済的損失も大きくなることが懸念される。 米国でのヒアリ被害および対策費は年間で総額1兆円を超えるとい う。
会議では、 青海ふ頭全域での殺虫剤による駆除や調査対象地域の拡大、 また水際対策を強化するため港湾関係者や事業者への監視依頼など 、緊急対応策を取りまとめられた。
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