ソ連でも今のロシアでも、毛皮には特別な思い入れがあり、特別な位置づけにある。最も人気ある毛皮グッズは「シャープカ・ウシャンカ」=耳当て帽で、ソ連時代は全員がこれを身に着けていた。「シャープカ・ウシャンカ」は型と毛皮の処理に特徴があり、ここを見て持ち主のステイタスを判断することができた。素材はユーラシアカワウソ、マスクラット、ヌートリア、マーモット、ミンク、ホッキョクギツネ、シルバーフォックス、ウサギ、カラクル、シープスキンなどであった。
ソ連のお洒落な女性たちが「プラトーク」=ショールや毛皮襟を見逃すわけはない。白くて軽い、透かし網のウールショールは皆の憧れであった。これは特別な場面、ここぞという時のための大切にとってあった。ソ連のお洒落さんたちの多くは、キツネあるいはホッキョクギツネのファー襟をワードローブの必須品だと考えていた。どんなコートにも付けることができたのだ。

1970年、冬のマガダン散策

1968年ロシア毛皮コレクション

1988年、ショッピングセンターの婦人服コーナー

1973年、川沿いの通りを歩く

1972年、モスクワ靴工場の秋冬新作発表

1974年、服飾デザイナー

1965年ロシア毛皮コレクション

1987年、「Burda Moden」誌ロシア語版初号を手にするモスクワっ子

1970年、モイセーエフ・バレエ団ソリスト、ギュゼリ・アパナエワ

1968年ロシア毛皮コレクション ヌートリアのコート

1980年、毛皮製品発表

1972年、秋の散歩

1970年、秋のコート新作

1965年ロシア毛皮コレクション ミンクのコート

1981年、ニット完成品を紹介される買い物客

1966年、冬の日曜日にスキーを楽しむペルミ市民

1965年、モスクワのショップ

1983年、必需セットのキルティングコートと毛皮帽

1970年冬