ロシア外務省のモルグロフ外務次官と日本外務省の森外務審議官との協議が6日にモスクワで行われた。ロシア側からはモルグロフ外務次官のほか、各関係省庁やサハリン州の代表者らが参加した。
協議の中では、2019年8月から11月にかけて実施された、南クリル諸島におけるごみ処理センターの開発調査や試験的な観光ツアーについての検討が行われた。
露日双方はこれらの活動を高く評価し、共同経済活動の本格的な実施に向けて議論を行う局長級の作業部会を新たに設置することで一致した。
露日両国は共同経済活動の一環であるごみ処理分野と観光分野の協力実現を目指している。8月末にはサハリン州政府の役人とクナシリ島の企業関係者からなるグループが日本を訪れ、ごみ焼却場や処理場を視察したほか、10月末には日本の観光客と政府関係者ら44人がクナシル島とイトゥルップ島の景勝地を巡った。
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