ベルーガ19頭の日本海への解放が始まる

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全ロシア漁業海洋学調査研究所は8日、インスタグラムで、沿海地方のスレドニャヤ湾に閉じ込められていたベルーガ(シロイルカ)19頭の解放が6日に始まったと発表した。

同研究所によると、ベルーガたちは7時間の移動に耐え、放流場所に無事、到着したという。

全ロシア漁業海洋学調査研究所の学者らの評議会は先月24日、嵐の接近を受け、スレドニャヤ湾に残っているベルーガ50頭を沿海地方のラゾフスキー自然保護区周辺に放すことを決定した。

船への搬入は5日朝に始まった。当初、50頭すべてのベルーガを一度に自然に放つ計画だったが、強風のため7日は船への搬入が行われなかった。天候の悪化と搬入の中断を余儀なくされたため、ベルーガの解放は3段階で行うことが決定された。

スレドニャヤ湾のベルーガをめぐる状況

スレドニャヤ湾では2018年夏から、中国に販売するために捕獲されたシャチ11頭とベルーガ90頭がいけすに閉じ込められていたが、ベルーガ3頭とシャチ1頭はいなくなってしまった。

調査によると、シャチやベルーガは違法に捕獲され、当局は生物資源の違法な捕獲について捜査を開始した。 

6月、シャチやイルカを自然環境に戻すため、徐々にハバロフスク地方北部への輸送が始まった。

シャチ2頭とベルーガ6頭からなる最初のグループは、6月27日に海に放たれた。

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