香港ではすでに4日にわたってデモ隊と警察との激しい衝突が続いている。デモ隊は平日の交通機関の動きを封鎖するという、新たな戦法に出はじめた。ここ数日のマスコミ報道によれば、デモ隊の中に弓や槍、洋弓銃で武装する者が現れている。
No need to read dystopian novels anymore. Chinese University students fight the invading riot police with high jump cross bars, bows and arrows. #2A #Hongkong pic.twitter.com/felJHlRRUK
— Badcanto (@Badcanto) November 12, 2019
14日は幼稚園、学校施設は閉鎖、休校となった。午前、香港市教育委員会は休校期間の今週末までの延長を決定。大学も週末まで休校扱いとなり、大学によってはオンラインでの授業に切り替えている。
🚦 Traffic is paralyzed in Hong Kong's Central financial area as protesters march through the streets #HongKongProtests #香港 pic.twitter.com/CLRltzbtlG
— Bloomberg TicToc (@tictoc) November 14, 2019
市の健康保健課によれば、14日にかけての深夜、香港市内の病院には19人の負傷者が運びこまれた。13日だけで67人の怪我人が出ている。
事の発端は何だったか?
香港では、中国の法律に違反している疑いのある人物や指名手配されている犯罪人を香港から中国本土に引き渡すメカニズムの確立を目的とした法案に反対する大規模な抗議デモが数カ月前から続いている。
ここ数週間、抗議デモではデモ隊と警察の激しい衝突が起こっている。抗議デモは市内のさまざまな場所で行われており、参加者らは公共交通機関を妨害したり、複数の道路を封鎖した。
警察は一度ならず催涙ガスを使ってデモ隊を解散させている。
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