制裁についてポンペオ氏は、「ベネズエラで深刻な人権侵害をしている」として、ガンダリージャ内相を独自の制裁対象に指定したと説明した。
2018年末、アメリカはベネズエラ、キューバ、ニカラグアを「三大圧政」と称し、三カ国に対し制裁を課した。ワシントンはこれら反民主主義体制と闘うことを約束、その後2019年になり、ベネズエラのマドゥロ大統領を支持するキューバに対し、新たな制裁を拡大してきた。
2019年1月23日深夜から翌24日にかけて、ベネズエラではクーデターが試みられた。 ベネズエラ野党の指導者、フアン・グアイド国会議長はカラカスの路上で何万人もの支持者を前に集会を行った。米国は、ニコラス・マドゥロ大統領に対する反対運動のリーダーとなった、つい最近までほとんど世界に知られていなかった35歳のグアイド国会議長を支持している。カラカスでの反体制派によるデモンストレーションは、1958年に独裁者のマルコス・ペレス・ヒメネスがその座を追われた日にあわせて行なわれた。
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