法改正は2022年にも施行される可能性がある。バイアスロンでは鉛の弾丸を使用しており、現段階では今のカートリッジに代わる相応の代替品はない。
国際バイアスロン連合(IBU)はこの改正に懸念を抱いており、法改正は欧州の他のスポーツ、狩猟やフィッシングにも影響を及ぼすと見ている。
欧州化学機関(ECHA)によると、毎年1万4千トンの鉛が環境に放出されているという。スポーツ射撃では毎年1万から2万トンの鉛が使用されている。
既に数名の有名選手が法改正についてコメントしている。五輪チャンピオンであり、世界選手権で4つの金メダルを獲得したチリル・エクホフ選手(ノルウェー)は、法改正があれば競技をやめるしかないと語った。
NRKが伝えるところによると、エクホフ選手は「そのなった場合にはバイアスロンをやめなければならない。それはしたくない」とコメントした。