報道によると、イオンエンジンの起動は、はやぶさ2がリュウグウに到着した2018年6月以来、約1年5カ月ぶり。今後約2週間かけて試運転を続け、12月3日以降に本格的に噴射するという。
本日(11/20)の運用で、予定通りにイオンエンジンの試運転に関連した作業を開始しました。今後、1週間ほどかけていろいろな作業を進めていきます。
— 小惑星探査機「はやぶさ2」 (@haya2_jaxa) November 20, 2019
その後、約8億kmを飛行し、はやぶさ2は2020年12頃に地球に近づく。オーストラリアの砂漠地帯にリュウグウから採取した砂・石などのサンプルカプセルを放出する。
イオンエンジンはキセノンガスに電波を当て、電気を帯びたイオン状態で噴射する。推進力は弱いが燃費がよく長距離飛行に向いている。はやぶさ2では初代はやぶさのイオンエンジン改良型を使用。