お祝い用カードを作製したのは企業家のヘンリー・コール氏。同氏は1840年代のはじめに郵便改革に取り組んでいた。当時、祝日の前日に、郵便局で購入し、国中の友人や親戚に送ることができる特別なカードを作製するというアイデアが彼の頭に浮かんだ。
News: The world's first Christmas card to go on display in new Charles Dickens Museum exhibition, via @EveningStandard https://t.co/MOGL0SJc5w
— P&S History (@PSHistory) October 20, 2019
Recommended reading, by a direct descendant of Dickens, @lucindahawksley https://t.co/HnweCHKDcv #ChristmasIsComing pic.twitter.com/C2ovV8J6u7
カードには、1843年の印が押され、お祝い用のテーブルに座りワイングラスを掲げる家族が描かれている。
このカードは活版印刷にもかかわらず、手で色付けされている。
注目すべきはカードの需要がなかったという点。カードは千枚印刷され、当時1シリング(現在の価格で約20円)という低価格であったにもかかわらず完売しなかった。
今ではこれらのカードは極めて貴重な代物となった。現在残っているのはたった21枚で、すべてプライベートコレクションとして保存されている。