囲み取材で日本の記者に、「トーループが珍しく乱れだしたのは? 」と聞かれると、羽生選手は「原因は、自分の中ではわかっています。ただ、それを言うと言い訳にしか聞こえないので、やめます」 と明言を避けた。
また、 優勝したグランプリシリーズ第1戦のスケートカナダについて聞かれると「スケートカナダは、良かったことは良かったんですけど、まだできることがある、という状態での「良かった」だったので、「良かったなぁ」と思うよりも、良かったから次に頑張らなきゃ、という気持ちの方が強かったです」と話した。
🎌 Yuzuru Hanyu matching the Ladies field on the 3A's.
— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) November 22, 2019
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また、昨シーズンからのショートプログラム「秋によせて」 について羽生選手は「ジェフ(ジェフリー・バトル) に振り付けをしてもらったときは、これは「秋」だから、ノスタルジックに、過去を振り返りつつ、 思い出の一ページ一ページを感じながら、これからを歩いていく、というようなイメージで振り付けしてもらった」 と当時を振り返りつつ、今では「 更に未来へと足を伸ばして歩いていっている感じ」だと話した。
ファンに向けては、「曲の世界観自体を感じてほしいです。 自分の中で意味は込めてはいますが、皆さんの中の過去だったり、 今だったりを、感じてもらうような演技にしたいなと思います」 と話した。
「僕がスケートを始めて、三つ目のプログラムが『 ロシアより愛を込めて』というタイトルで、それは都築先生( 都築章一郎氏)が名前をつけてくれました。 僕の恩師である都築先生がロシアで勉強し、 日本にフィギュアスケートのコーチングの礎を築いてきた、というのも、もちろんありますし、 僕自身ロシアのスケートが好きで、 表現の仕方やスケートに対するストイックな姿勢がすごくかっこいいなと思っています。 できればロシア人のコーチにも習ってみたいなと思いますし、 隣にいるセリョージャ(セルゲイ・ボロノフ)にも、ぜひ色んなものを学びたいです。」
また、スプートニクの「エフゲニア・ メドベージェワ選手は健康が許せば38歳になっても滑りたいと言っていますが、羽生選手はどうですか?」との質問に対し、 羽生選手は「僕はスケートは勝つためにやっている」「 みじめな姿を見せたくない」と答え、自分ができる最大限の構成ができないのなら、やめると思う、 と話した。