ローマ教皇はスピーチの中で「この場所は私たち人間がどれだけひどい苦痛と悲しみをもたらすかを深く認識させる」と表明し、核兵器の非人道性を非難した。
ローマ教皇 長崎 爆心地から核兵器廃絶のメッセージを発信
— NHKニュース (@nhk_news) November 24, 2019
「核兵器や大量破壊兵器を持つことは平和や安定につながらずむしろさまたげになる」と述べて、核兵器のない世界の実現に向けて各国政府をはじめ、全ての人が一致団結して取り組むことを呼びかけました。https://t.co/7OtnGkrJ9E pic.twitter.com/u9Sc8NjO51
また、ローマ教皇は「核兵器のない世界が可能であり、必要であるということを確信しています。政治リーダーの方々、核兵器は国際社会や国家の安全保障を脅かすものから私たちを守ってくれるものではないということを心に刻んでください」と強調した。
さらにローマ教皇は各国の政治リーダーに対して「私たちは、多国間主義が衰退するのを目の当たりにし、最新兵器の技術開発が進むなかでは非常に深刻な状況にあるのです。あらゆる国のリーダーがいますぐこの問題に注意を払い、取り組むべきなのです」と訴えた。
ローマ教皇は11月26日まで滞在し、その後、広島を訪れる予定。また数千人の信者を前に東京でミサも行われる。