ジャチカ国防相は犠牲者数について報告した中で、「地震で倒壊した建物は再現できるが、亡くなった市民の命は取り戻せない」と悔しさをにじませた。ジャチカ国防相は犠牲者リストを読み上げ始めたが、リストの途中で声がつまり、中断するシーンが見られた。
LISTA/ Olta Xhaçka përlotet gjatë deklaratës për shtyp, lexon emrat e vik.timave nga tërmeti (Video) https://t.co/62rihWPrWY
— AlbaZone (@AlbaZoneInfo) November 27, 2019
震源は首都ティラナの北西34キロで、震源の深さは10キロ。その後、マグニチュード5以上の余震が数回にわたって発生し、同国に甚大な被害をもたらした。死者の大半は、アドリア海に面した観光都市のドゥラスと、首都ティラナの北郊に位置するトゥマに集中した。この地域では複数の集合住宅が崩壊しており、地震の強さを物語っている。死者は35人に拡大し、658人の負傷者が確認されている。捜索活動は連日続き、これまでに47人が瓦礫の下から救出された。この救出作業には近隣国の救助隊も参加している。現時点でおよそ25名の安否がまだあきらかにされていない。
エディ・ラマ首相は28日を国喪の日としたほか、地震が襲った地域に非常事態宣言を発令した。