自動車業界では電気自動車(EV)に投資を振り向けるための経費削減が続いている。ドイツではフォルクスワーゲンの高級自動車部門アウディが人員削減策を公表したばかり。
メルセデス・ベンツを傘下に持つダイムラーは声明で「自動車業界は現在、歴史上最大の変革期のただ中にある」と表明。労働組合と合意に達したとし、従業員数を3%削減すると発表した。
人事担当役員は、削減数は少なくとも1万人になるとしている。ダイムラーの従業員数は第3・四半期末時点で30万4680人だった。
ダイムラーは人件費を2022年末までに約14億ユーロ(日本円で1691億円相当)の節減を見込んでいる。