マルタ首相、来年辞任へ ジャーナリスト殺害事件で批判

© REUTERS / Yara Nardiマルタ首相
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地中海の島国マルタのジョゼフ・ムスカット首相は1日、2020年1月12日に労働党の新たな党首が選出されたら、辞任するとの声明を出した。

11月26日、ムスカット氏の側近のシェンブリ前首相首席補佐官が、ジャーナリストのダフネ・カルアナガリチア氏の殺害に関与していた疑いで警察に逮捕された。事件への対応をめぐり、首相の辞任を求める声が高まっていた。

ダフネ・カルアナガリチア氏は2017年10月16日に自宅近くで、自家用車に仕掛けられた爆弾の爆発により死亡した。同氏は、マルタ政権を批判する中で、政府と「パナマ文書」との関連も調査してきた。最近では、このパナマ問題やマルタのパスポート販売との繋がり、更にアゼルバイジャン首脳部に便宜を図った見返りで報酬を受けていたとして、ムスカット首相周辺の疑惑を追及していた。

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