サモア はしか流行で死者50人超 多くが乳幼児

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サモアでははしかが依然として猛威を振るっており、児童の死亡数は50人を超えた。ここまで流行した原因について医師らは、世界保健機関ではワクチンが効果を発揮するためには90%以上の接種率が必要とされているのに対して、サモアでは乳幼児の接種率が3分の1未満と低い事実を指摘している。英ガーディアン紙が報じた。

報道によると、サモアで子どもへのはしかワクチンのボイコットが始まったのは2018年。予防接種後に2人の幼児が死亡し、これがきっかけとなってSNS上で「ワクチン忌避」キャンペーンが広まった。英BBCによると、2つのケースとも実は死亡原因は看護師のミスだった。

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サモアではしかの流行が始まったのは10月。これまでに死者数は53人に達した。そのうちのほとんどが乳幼児で、うち23人は1歳未満。この他、19人の子どもが危篤状態にある。米AP通信の報道によれば、サモアでは、流行以来、入院患者の数は1100人以上に達した。

11月15日、サモア政府は非常事態を宣言し、全人口の20万人にはしかの予防接種を義務化した。これまでに約5万8千人が接種を受けたという。

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