バッハ会長は「ドーピングに対しては毅然とした対応を取る。これはIOCからの忠告だ。世界アンチ・ドーピング機関(WADA)もそのようなアプローチを世界中に要請している」と述べた。
同会長によると、IOCはドーピング対策のリーダー役としてのWADAを支持しているという。
また、バッハ会長は「東京五輪では、開幕の前にオリンピック史上最大級のドーピング検査を行う。これは大会前にドーピング違反者を捕まえるためである」と発表した。
バッハ会長は「我々は、このプログラムを強化した。このドーピング対策の強化に最大1000万ドル(約10億8600万円)の追加予算を承認したところである。それは、2020年東京五輪を最大限クリーンなものにしたいためだ」と説明した。
2019年12月9日、世界反ドーピング機関(WADA)の執行委員会は、ロシアに対し4年間、五輪や世界選手権をはじめとする国際大会への参加権を剥奪することを決定した。そのため、ロシア選手たちは今後4年間、国歌および国旗を背負ってこれらの大会に出場することができない。また、ロシアはこの期間、世界選手権の開催や大会招致の権利も剥奪される。
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