8日、グレタさんは自身のツイッターで、ブラジル北東部マラニョン州の先住民グアジャジャラのリーダー2人が、通りすがりの車から銃撃され死亡した出来事に反応した。
グレタさんはツイッターで、森林の違法伐採から阻止しようとしたために先住民が文字通り殺されたのに、世界がこの事件について沈黙している状況は恥ずべきものだとツイートした。
Indigenous people are literally being murdered for trying to protect the forrest from illegal deforestation. Over and over again. It is shameful that the world remains silent about this. https://t.co/u1eLE8t0K4
— Greta Thunberg (@GretaThunberg) December 8, 2019
10日、ブラジルのボルソナーロ大統領は同国マラニャン州での記者会見で、グレタさんのツイートについて言及した。
「ヘジ・グローボ」は、同大統領の「グレタさんは、先住民族が死んだのはアマゾンの森林を守ろうとしたためだと言っている。マスコミがあんなガキにこれだけ注目しすぎだ」との発言を引用し報じている。
さらに、ボルソナーロ大統領は、「いかなる者の死」も憂慮すべきであり、政府は同国の違法伐採を減らそうとしていると主張した。
グレタさんは、同大統領の発言にすぐさま反応した。グレタさんは自身のツイッターのプロフィール欄を編集しポルトガル語の「Pirralha(ガキ)」と記述した。これは、同大統領がグレタさんを指した言葉だ。
グレタさんは国の指導者の発言に反応し、その時々にツイッターのプロフィール欄を変更することがある。あるとき、グレタさんのツイッターのプロフィール欄の記述は「明るく素晴らしい未来を待つとても幸福な少女」としていた。この言葉は、米国のドナルド・トランプ大統領がツイッターで、国連総会でのグレタさんのスピーチに関して述べたものだった。
その後、グレタさんはロシアのウラジーミル・プーチン大統領の発言を受けて「善良だけど情報不足な少女」に変更し、しばらくの間そのままになっていた。
グレタさんはツイッターのプロフィール欄に通常、「アスペルガー症候群の16歳の環境活動家」と表示している。アスペルガー症候群とは、コミュニケーションや興味について特異性が認められるものの言語発達は良好な、先天的なヒトの発達における障害。
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