COP25会議には世界のほぼ200か国から、首脳、閣僚、実業界の代表、専門家、社会活動家などが参加している。
声高なわりには実際は何もしていない
「一番危ないのは行動がとられていないことではなく、政治家らが何かがなされていると言っているくせに、実際は都合の良い計算やPRの他は何も行われていないことだと思います。」グレタさんの発言は容赦なかった。
グレタさんは壇上から裕福な国をやり玉に挙げた。富裕国は「温室効果ガスを何日までに何パーセント削減しますとか、何年先には気候中立を実現します」というような見た目にはいい約束はするものの、だが、具体的なアプローチをとってはいないというのだ。
グレタさんは温室効果ガスの80%はG20諸国から放出されており、そのうち71%のガスがわずか100社から出ていると指摘する。
「この数字にどう反応しますか。実際には何もされていないという状況に怒りを感じないんですか?」
子どもが危ない目にあえば、あなたはすぐに駆け寄るでしょう
地球の気候は非常事態を迎えており、待ったなしの行動が必要だ。グレタさんは地球を幼い子どもに例えた。
「子どもが道路に座っている。そこへフルスピードで車が接近してきたら、あなたは子どもを救おうとすぐさま駆け寄るでしょう。」
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