エジプト考古最高評議会のムスタファ・ヴァジリ事務局長の話では、発見されたラムセス2世の像はピンク色の御影石でできている。以前にラムセス3世の同様の像が発見されているが、像は木製でこうした石で出来た像は珍しい。
見つかった像は高さ105センチ、幅55センチで頭の上に生命力を表す「カー」の記号が両手を上にあげたかたちで表現されている。
今回、像が見つかったのは私有地で地権者は届け出をせず、秘密裡に発掘作業を行っていたため、12月初めに観光警察に逮捕されていた、像は現在、発掘場所に一番近い野外博物館に届けられ、これから修復作業が行われる。ラムセス2世の治世は紀元前1279年から1213年。戦勝を上げ、領土を拡大し、建設、灌漑を積極的に行うことで強国を築いた。
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