中国の商務部は、米国は貿易取引の第1段階での一環として中国への関税の一部を解除することを約束したと発表した。
記者会見で中国の王受文・商務次官は、「米国と中国は、平等と相互尊重に基づいて、貿易協定の第1段階で合意した。この合意は、知的財産の保護や技術移転、農業、食料といった9項目からなる」と表明した。
中国財務部は、中国は12月15日から効力を発効する予定であった米国に対する関税の中止を決定したことを発表した。
.....The Penalty Tariffs set for December 15th will not be charged because of the fact that we made the deal. We will begin negotiations on the Phase Two Deal immediately, rather than waiting until after the 2020 Election. This is an amazing deal for all. Thank you!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) December 13, 2019
ドナルド・トランプ大統領は、米国は貿易協定の第1段階に関わり中国製品に対する関税の一部解除を約束したと確認した。
これに先立ち、13日にメディアは、米国のドナルド・トランプ大統領がすでに中国との貿易協定の第1段階を承認したと報じていた。
その後、米国のロバート・ライトハイザー通商代表と在米中国大使の崔天凱(サイテンガイ)氏がこの合意プロジェクトで13日にすでに署名を行う可能性が報じられた。
『ウォール・ストリート・ジャーナル』誌は、米国は中国製品に対するいくつかの関税の廃止と、中国による大量の米国農産物の購入と引き換えに他の製品の関税引き下げを提案したと報じていた。
The Wall Street Journal story on the China Deal is completely wrong, especially their statement on Tariffs. Fake News. They should find a better leaker!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) December 13, 2019
その際、ドナルド・トランプ大統領は、中国との協定についての同誌の記事が、「まったく事実に則していない」と非難していた。
米中貿易戦争
米国は4月初め、米製品に対し中国が知的権利を侵害していることに対する報復として輸入関税を導入する可能性がある中国製品1300品目からなるリストを公表。
一方、中国国務院は、米国から輸入される106品目の製品に対し25%の関税導入を決定した。
その結果、あとに続く数カ月にわたって、双方は極めて攻撃的な政策を互いに対して実施してきた。エコノミストらの話では、このことは世界経済を不安定化させる可能性がある。