ロシア国営宇宙開発企業「ロスコスモス」にはフョードルを2021年まで使用する計画があったが(宇宙船フェデレーションで打ち上げる予定だった)、フョードルのキャリアは1回のミッション終了後の2019年9月と、かなり早い段階で切り上げとなった。
フョードルを乗せた宇宙船と国際宇宙ステーションのドッキングは2回目の試みで成功したが、フョードルの地球帰還後に「ロスコスモス」社は「このロボットは今後どこにも飛ぶことはない」と発表していた。
今後のミッションにはフョードルの「子ども」、つまりフョードルプラットフォームのロボットが参加する。
フョードルは救助ロボットとして開発され、非常事態省で救助補助にあたる予定だった。そのためフョードルはかなり自由な動きができるように作られている。「フョードルは四つん這いができる唯一のヒューマノイドロボット」が確認されていた。