米国防総省 トルコ大統領の米軍基地閉鎖発言にコメント

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トルコ指導部がインジルリク、キュレジクの米空軍基地閉鎖の可能性を明らかにしたことを受け、米国防総省はトルコとの関係維持に向けた尽力を行っている。16日、同省の消息筋がスプートニクに対して明らかにした。

これより前、トルコのエルドアン大統領は米国が自国へ発動した制裁に対する報復措置として、トルコはインジルリクおよびキュレジクにある米空軍基地 についてその閉鎖を検討する可能性を示唆していた。

「我々はトルコにおける米軍の地位を米国のNATO同盟国であり、戦略的パートナー国であるトルコの国防を助ける数々の義務活動の象徴ととらえている。米国防総省は関係維持のための尽力を尽くしつつ、同時にS-400、シリア問題他、意見の相違のある観点でトルコをより建設的政策へ向かうよう促している。」米国防総省の消息筋はスプートニクに対してこう語った。

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米国防総省の消息筋はアフガニスタン、コソボ、イラクにおけるトルコの役割を指摘した。トルコ南部アダナ県インジルリクの航空基地は米空軍によって使用されている。米空軍は、トルコ南東部マラチヤ県のキュレジク近郊にあるレーダー基地でミサイル攻撃の早期発見作業を行っている。この作業は欧州のNATOミサイル防衛システムの一部分を成す。

関係の危機

ロシアの最新の対空防衛システムS-400のトルコへの供給は2019年7月半ばに開始された。S-400はトルコと米国の関係に危機をもたらした。エルドアン大統領によれば、トルコは2020年4月にはS-400 を完全に軍備へ組み込む。米国はトルコに対し、最新戦闘機F-35の販売を一時停止または完全に取りやめ、さらには制裁を発動すると威嚇し、トルコにS-400の購入を断念するよう要求していた。

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