半年前、アレクサンドリスキー動物保護連盟のスタッフらは、リコに画家としての才能があることに気がついた。リコは何度か自分の尻尾を汚し、その尻尾を使って興味深い模様を描いた。
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ボランティアのスタッフらは、リコが好きなように創作できるようサポートするため、専用の部屋や絵の具、カンバス、さらには数人のアシスタントなど最適な条件を与えた。
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スタッフらがリコの尻尾の先を無害なさまざまな色の絵の具につけ、紙を用意すると、リコは後は自分で好きなように模様を描いた。数ヶ月の間にリコは20作品を仕上げ、それらはチャリティーオークションに出展された。作品はわずか1時間で完売し、その結果、リコは大金を手に入れることとなった。
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作品のオークションによって、施設のスタッフらは4千ドル(約44万円)を得ることとなった。作品の1つには600ドル(約6万5千円)という値がついた。作品の販売で得たお金のすべては施設の利用にあてられる。
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今でもリコは飼い主を捜し求めている。施設のスタッフたちは、リコの絵の人気から飼い主が見つかると確信している。
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