演説の中でトランプ大統領は宇宙軍の司令官にジョン・レイモンド空軍大将を指名した。演説の様子はフォックスニュースが生中継した。
LIVE: @POTUS Trump delivers remarks at the Signing Ceremony for the National Defense Authorization Act for FY 2020. https://t.co/yoxTIsbaT0
— Department of Defense 🇺🇸 (@DeptofDefense) December 21, 2019
宇宙軍は陸軍、海軍、空軍、海兵隊、沿岸警備隊に並び、6番目の独立軍として正式に成立した。2020年度の国防予算では4千万ドル(日本円でおよそ43億円)が宇宙軍の創設に充てられる見通し。宇宙軍は200名の隊員で構成され、後に増強される。
米上院本会議は17日、国防予算の大枠を決める2020会計年度(19年10月~20年9月)の国防権限法案を賛成86票、反対8票の賛成多数で可決し、同法案は議会通過した。総額は戦費を含め7380億ドル(約80兆8千億円)。
マーク・エスパー米国防長官はこれまで記者団の取材に対し、トランプ大統領は同法案への署名に前向きで、署名後は宇宙軍創設の宣言を行うとの見方を伝えていた。
2020年度の国防予算にはロシアのパイプライン「ノルドストリーム2」に対する制裁に加え、ウクライナへの軍事支援に関する予算が盛り込まれている。ウクライナへの支援額は3億ドル(日本円で328億円)に達する見込み。