ロシアの裁判所は同日、南クリル諸島の周辺海域で操業していた漁船5隻について、漁獲量に関する規則違反を認定し、船長らに対し、罰金約640万ルーブル(約1100万円)の支払いを命じる判決を言い渡した。
日本の外務省などによると、漁船は午前10時ごろ国後島を出港し、根室に向かった。
南クリル諸島の周辺海域で日本漁船の拿捕が相次いだことから、「安全操業」は1998年の露日政府間協定に基づいて行われている。
操業条件は毎年の交渉で決まる。2019年の漁獲量はタコ漁が216トンとなっているほか、スケソウダラが955トン、ホッケが777トンで設定されている。